開運と周易の関係とは
古代の仙人に起源が求められる占術はさらに「命占相」の3つに分けられます。命は運命論に基づく占術で、算命学とか占星術などが含まれています。そして相は人相や手相のことで、運勢とどのように向き合ってきたかを判じます。
残った占にもいくつか種類がありますが、現時点での運勢の強弱、流れを判じます。その判定を元に今後の方針を決めるのに用いるのが普通です。それらの占の中でも最も有名なのが周易です。
周易は中国の周王朝に起源を持つ占です。さらに古い時代に遡ることも可能ですが、現代に伝わってきているものとしては、一応周時代とされます。日本においても奈良時代には既に用いていたようです。
残念なことに周易は現代において忘れられつつあります。江戸時代以降、周易は簡便化、整理の手を加えられ、まったく違う内容に変形されてきているからです。周易を使いこなす人を探すのは難しいようです。
周易は、単に吉凶を判じるための占術ではなく、さまざまな示唆を持ちます。もともとは易経の応用利用とされています。ですから、儒教的な倫理観を背景に持っており、倫理教育に用いられてきた歴史があります。
しかし、命は生まれたときに決定されていますが、時々の運勢は動きます。命は変化させられませんが、時々刻々と変化する運勢をうまく活用できる可能性が残っています。実はこのために周易が使えます。
周易は占いに用いられ、また祝術にも用いられます。周易を用いた開運の呪術を「予祝」と呼ぶそうです。あらかじめ望みが叶った状態を宣言してしまうわけです。成功のイメージをしっかりと作るやり方と極めて類似しています。
祝術とはあまり聞かれない呪術ですが、幸いを招くために用います。本来は呪術として一括されていますが、あえて幸いを招く用法を明示してわかりやすくした名称に見えます。
易経には64卦あるので、64種類の祝術が理論上は可能になります。確かに占で用いる場合は、あまり良い意味を持たない卦も含まれていますので、用いられる卦はそれほど多くないでしょう。
それでも開運するための祝術として周易を使う例をいくつか知っておくと実際の状況で役に立つに違いありません。ここでは特に受容が多い卦をご紹介するに止めたいと思います。
易経31番は沢山という卦を出会い運の向上に用いる例が考えられます。この卦は理性を越えた直感的な判断を活性化します。江戸時代の易占い師はこの卦を客寄せの看板に使っていたと言われます。
沢山は上から陰陽陽陽陰陰という並びです。外に向かって開かれて自分はホームをしっかりと保っている象です。陰陽を直線で表しますが、陰は真ん中に切れ目があり、陽には切れ目がありません。
易経37番、風火は家庭安泰に用いることができるでしょう。これは上下に対象になった卦が互いに向かい合った象です。並びは陽陽陰陰陽陽で、全体として「離」という意味を作ります。これは全体としてまとまる意味になるので、家族が一体になる意味を表します。
易経10番、天沢という卦を成功運の向上に用いる例があります。この卦は、潜在する危険が危害を及ぼさないという意味を原義としてもっており、災厄を避けて目標を達成した象として考えられるのです。並びは陽陽陽陰陽陽であり、ほとんど陽になっています。
これらの卦はいずれも順番良く並んで陰陽を持っていれば機能すると考えられます。例えばドラムが刻むリズムなどでも実現可能でしょう。手帳などにペンを使って○(陽)と●(陰)を書き込んでおくことで呪符にすることができます。
命は操作できませんが、対策は状況に応じて変化させるのが基本です。是非、周易の知識も開運に使ってみてください。
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